こんにちは、暇人大学生です。
今回は言語学に興味がある人に向けて
大学に入ってから後悔しないための
言語学のざっとした説明と注意点について書きました。
言語学を学ぶか学ばないか迷っている人向けなので、細かい説明や取り扱う例が厳密には違ったりしますがご了承下さい。
間違っているところなどあれば、すぐに対応しますのでよろしくお願いします。
目次
言語学とは
みなさんは言語学についてどれだけ知っているでしょうか?
言語学とは、言語の起源や仕組みや構造などを研究する学問です。
人類の歴史の中では比較的最近の分野なので、今なお発達中の注目すべき学問分野だと思います。
筆者がみなさんに注意してほしいことは
言語学は語学ではないということです。
なので、英語をやりたいから言語学科に行きたいと思っている人は、自分が
英語を使いこなせるようになりたい(語学)のか、英語について研究したい(言語学)のかをはっきりさせて下さい。
前者を望む方はもしかすると言語学そのものには興味を持たないかもしれません。
ではどこが良いのか?筆者は国際学部をお勧めします。ここはたくさんの言語を学べますし、毎日コトバのシャワーを浴び、語学力を向上させることができると思っています。
一方、後者を望む人は是非とも言語学科に入学して存分に言語学を楽しみましょう。
言語学に向いている人
1.国語や英語の成績関係なく、コトバに興味がある
コトバに対して、なぜ?どうして?と思うことが多い人や、国語や英語を勉強していて納得の行かない所があるひとは言語学に向いているかもしれません。
2.文法が好きな人
言語学には統語論という高校英文法の超レベルアップ版みたいなのがあります。英文法が好きな人や習った英文法にどうしても納得できない、例外を例外と認めたくない人は絶対に向いています。
3.日本語や英語の音に興味がある人
なぜ言語同士で使う音が違うのだろう?とか
日本人がRとLを区別できない本当の理由ってなんだろう?など言語の音に関する疑問をよく持つ人は向いていると思います。
4.言語の構造や成り立ちに興味がある人 または幼児の言語発達に興味がある人
どうやって今の言語はできたのだろう?とか
言語が人間に与えた影響ってなんだろう?とか
どのように子供は言語を習得していくのか?とか
社会の中で言語はどのような役割があるのか?などの言語の意味や仕組みについてよく疑問に思う人も向いていると思います。
5.哲学的なことが好きな人
同じものを見た時になぜ人によって考えたことが違うのだろう?とか
メタファーはどう理解されるのか?など言語の認知や表現方法の核心に迫ることが好きな人は向いていると思います。
それでは、言語学にはどのような分野があるのでしょうか?
言語学の分野11選
・音声学
言語の音について、音の響きや筋肉の動きに着目し、物理的に研究します。
・音韻論
言語の音について、音節などで分けたのちに言語が与えた音声の機能やしくみを研究します。
・形態論
単語について、様々な規則やその比較によって、単語(語)の仕組みについて研究します。
・統語論
文について、規則を見つけ、あるいは設けることで、文が構成される仕組みについて研究します。
・意味論
文字の並びからその構成について、その言葉たちが表す意味を研究します。統語論の正反対とも言われる。
・歴史言語学
言語の歴史について、その成り立ちや変遷について研究します。
・比較言語学
言語における共通の祖先を、複数の言語を比較して研究します。
・対照言語学
ある言語について、他の言語と比較することで理解を深める研究をします。
・社会言語学
それぞれの社会における、ある言葉の使われ方の違いについて研究します。
・生物言語学
言語は人間が生まれ持った器官のようなものだという考えから言語を研究します。
・認知言語学
言語は自信が認知したものが現れたものだという考えから言語を研究します。
上5つはWikipediaから、下6つは英文法のスパイスさんを参考にさせていただきました。
よって、興味を持った方、詳しい説明は以下を参考にしてみて下さい。↓
Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%AD%A6
英文法のスパイス
https://spice-of-englishgrammar.com/linguistics-overall1/#toc8
筆者が言語学に興味を持ったきっかけ
筆者が言語学に興味をもったきっかけについて淡々と書きます。
中学2年まで英語が苦手でテスト勉強もしませんでしたが、中2の英語の先生が品詞と文型について説明されたとき筆者は目覚めました。
英語は(英語だけではないですが)規則があり、例外なく型にはめて考えているのだ、と信じきっていました。
英語の規則性やその順序正しさに魅了され、どんどん英文法を勉強するようになりました。
(その時に使っていた参考書↓)
すると、いわゆる例外と言われる文法事項に出会うようになり、筆者はそれらをどうにかして規則に照らし合わせることはできないだろうか?と考えるようになり、こう考えることがどんどん楽しくなって行きました。
高校生になって、英語を学びたかった筆者は語学部に入りました。
しかし、そこで活動していくうちに筆者が期待していた・興味を持っていたのは実は語学ではなく言語学なのだと気づきました。
(もちろん語学も好きですよ)
ここで大事件。言語学を学びたいと思っていた筆者ですが、言語学は理系分野だとすっかり勘違いしていて理系に進学しました。
(当時は言語学か生物学のどちらかに進学しようと考えていました)
そして高校の研究授業では言語学、もっと言うと統語論・形態論の分野を勉強して、so interesting a bookを形態論か統語論的に考察する研究をしてみましたが、素人なので、間違えた考えてをしていたり、理論や仕組みを変に覚えてしまって研究は失敗に終わりました。
(その時に使っていた専門書↓)
生成文法の新展開―ミニマリスト・プログラム | 捷, 中村, 義明, 金子, 朗, 菊地 |本 | 通販 | Amazon
ですが、もう理系に進んでしまって文転する勇気もなかったので言語学は進路先として諦めました。
そこから筆者は趣味くらいの感覚で勉強していて、ちょくちょく言語学の新書を読む程度で専門性はありません。
しかし、今(2023年時点)では文転して再受験をするので、合格できれば言語学または言語に関する社会現象を研究してみたいなと考えていたりいなかったり。
といった感じで、マイペースに言語学などを勉強しているのでこれからも、このテーマについてちょくちょく記事を書いていこうかなと考えています!!よろしくお願いします。
以上で記事は終わりです。
拙い文章ではありますが、ここまで読んでいただきありがとうございます!!
私の他のブログもチェックしていただけると嬉しいです!
それではまた。