Gloriouse

学術的なあれこれ。勉強したいが怠惰な人たちの味方!

基礎英文・英語長文・英文解釈のテオリア3冊の難易度と到達レベルをレビューしてみました

こんにちは、グロリアスです。

受験シーズンに入ると世の中の高校生は
英語という大きな壁に直面することでしょう。

今回は長文が苦手な人必見!
長文解釈の良書「テオリア」の3冊を紹介します。

英語文法や語彙に自信がなくても大丈夫!
大学受験英語の基礎から英文解釈を学べる良書ですので是非みていってください。

筆者は偏差値に応じて参考書を選ぶのはあまり好きではなく、志望校から逆算して参考書を進めるべきだと考えています。
偏差値を絶対的基準にして参考書を選んでる人にはこのレビューは向いていないのでご注意ください。
よって本記事は、新たな参考書を見つけたい人や参考書を調べることが好きな人にオススメの記事になっています。

結論

テオリアシリーズは現在3種類あり
それぞれの到達レベル・問いの難易度は

1.「基礎英文のテオリア」受験勉強スタート・共通テストレベル
2.「英文解釈のテオリア」共通テスト7割以上・MARCHレベル
3.「英語長文のテオリア」旧帝大・東京一工レベル

となっています。
形式上、上のように難易度別にしましたが、自身の志望校や今のレベルに応じて選びましょう。

本書を取り組む前に注意してほしいのは、
単語帳などをやって、英文がある程度読めるようになってから本書に取り組むととより効果的だと考えます。
その理由などは以下で述べているので、ぜひ最後まで見ていってください!

筆者の紹介・経歴

2023時点
・大学一年生
・現役時は早稲田大学教育学部(理系)受験
→不合格
・今は再受検中 (つまり受験生)
・今年は文転した愚か者かつ勇者
・使ったことない参考書や話題な参考書を取り組みながら
圧倒的主観でレビューする雑記ブログを書いているところ
・筆者の現役受験記はこちら↓
興味のある方はぜひご覧ください!
[www.gloriouse-sturdy-study.com

テオリアの内容

テオリアシリーズの三冊をそれぞれ紹介します。

基礎英文のテオリアの内容

本書は、構文別に問題が並んでいて、1・2文で構成された英文を和訳する問題構成になっており
レベル的には単語と文法をある程度(定期テストで高得点が取れる程度)理解していれば取り組むことができます。
単語帳の単語を半分程覚えていることが前提になっているので、
まだ語彙力に自信がない人は単語をやりましょう。

解説では直読を重視した内容になっており、英語を深く理解するプロセスを詳しく解説されています。
「語順」と「品詞」に注目した解説になっているため、今後の英文解釈の基礎になる知識を身に着けることができるでしょう。
また、問題の難易度は共通テストレベルの内容がほとんどなので全ての問いを暗記する勢いで完璧にしましょう。
本書の到達レベルは「共通テスト5~6割」「私大標準基礎」レベルです。
共テ7割レベルまででいい人は次のレベルの「英文解釈のテオリア」までやってから他の長文問題の演習参考書に移りましょう。

英文解釈のテオリアの内容

本書は、50字から100字程度の英文を和訳する問題が出題されています。
前提レベルとしては共通テスト6~7割取れるレベルでしょう。
ある程度英語が読める(河合塾偏差値50程度)の人なら何とか取り組むことができると思います。
中には難しいと感じる問題もあるとは思いますが何度も繰り返し復習することで英文を体にしみこませましょう。
本書はニュースやSNSで使われた英文や英語小説から引用したものもあるので、受験勉強だけでなく今後の英語学習の礎になるスキルを身に着けることができます。
また、直読を重視した内容になっており、英語を英語のまま理解し構造的に理解を深めることができる構成になっているので非常におすすめになっています。
「基礎英文のテオリア」や「英文解釈のポラリス」などの英文解釈や文法の基礎が身についた人には必ず取り組んでほしい一冊になっています。

英語長文のテオリアの内容

本書は、国立難関レベルの英語長文が11問載せられています。
一長文につき200字から500字程度の英語長文が載せられています。
解説には、パラグラフごとに英文の解釈が載せられており、文法的な・構造的な読み方を丁寧に説明してくれています。
ただ、前提とする英語の知識は高く、基本の英単語と英文法は知っている前提で解説されているのであまりにも知らない単語が多い場合は、諦めて単語帳から始めましょう。
出題元の難易度は高いものが多いですが、根気強く音読して英文を体にしみこませましょう。

他の英文解釈or長文演習問題集との比較

基礎英文のテオリアvs

→英文法と英語長文の関連性をあまりよくわかっていない人にオススメ
入門英文問題精講」→大学受験の英文に近い問題を解きながら英文解釈の基礎を復習したい人にオススメ
英文解釈ポラリス」→文法を学び終わって、実際の英文にどう活用されているかを理解するための一冊目にオススメ

英文解釈のテオリアvs

→英語長文は何となく読めるが文法的に説明するのが苦手な人にオススメ
※ポレポレや透視図よりは簡単な問題が出題されています。
The Essentials
→英文の品詞分解・文法的説明は理解できているが英語長文で点数が取れない人にオススメ
基礎英文解釈の技術100
→英文解釈を基礎レベルから東大合格点レベルまで最短でたどり着きたい人にオススメ
(単調な構成と解き切るのに時間がかかるため、時間があり根気強い人にオススメ)

英語長文のテオリアvs
→難関大レベルの長文から解釈の基礎を復習したい人・点数は取れるのん何となく長文を読んでいた人にオススメ
英語長文ハイパートレーニング3
→単語から英文解釈までを超丁寧に説明してくれています。音声を使った復習がしやすいので長文を何度も繰り返し読みたい人にオススメ
ある程度わかっている人にはしつこく感じるので注意が必要です。

本書を取り組む前提レベル・本書をやるべき人

本書を取り組む人に求められるレベルは以下の通りです。
基礎英文のテオリア:一冊目の単語帳の半分暗記+英文法理解。受験の超基礎レベル
英文解釈のテオリア:単語帳と文法書が一冊ずつ終わった人・共テ6割以上レベル
英語長文のテオリア:地方国公立・私大標準の英長文で合格点取れる人

テオリアを使った勉強法

①とりあえず解いてみる
分からなくてもいいのでとりあえず解いてみましょう。
どうしてもわからなかった場合は、今まで習った英文の知識や語法・イディオムの知識などを総動員して推測してみましょう。
②解説と見比べる
本書は解説を読み込むことで真価を発揮します。
正解していたとしても必ず開設は読みましょう。
知らない文法事項が出てきたらその場で英文法書を引いて復習しましょう。
それでも分からないことがあったら友達や先生に必ず聞きましょう。
この後復習するときも、解説は必ず目を通しましょう。

③5回程度読み直す
解説の内容を頭に置きながら5~10回黙読しましょう。
あれ?と思ったら解説をまた読んで思い出しながら、英文をその解説を完璧に体にしみこませましょう。

④5回程度音読する
音読をすることで速読力がつきます。
解いたレベルの英文は左から右にすらすら読めるようになるために何度も音読しましょう。

⑤毎日復習する
できれば毎日復習してほしいです。
1日後は黙読3回音読5回、2日後は黙読3回音読3回、3日後は黙読1回音読3回、4日後は音読3回。
5日後以降は毎日音読1回といったやり方で毎日復習してほしいと思っています。
時間的に余裕がない人も多いと思うので全員とは言いませんが、なるべくたくさん復習するようにしてください。

総評

本書は英文解釈を中心に勉強したい人のための参考書です。
前提としては単語をある程度覚えて文法の基礎がなんとなく理解できた人です。
文法や単語をある程度進めたが長文があまり読めない人にオススメしたい参考書になります。。
本書を完璧にすることで次のレベルまで到達できるでしょう。
(基礎)共通テスト5割レベル・受験基礎
(解釈)共通テスト7割・GMARCHレベル
(長文)共通テスト9割・難関国立レベル

本書の説明

今回紹介した参考書

出版:Z会
著者:石原健志、倉林秀男
ページ数:(基礎)192(解釈)224(長文)280

基礎英文のテオリア

英語長文のテオリア

終わりに

この記事は以上になります。

ここまで見てくれてありがとうございます!

皆さんの受験生活が素敵なものになるように、
皆さんの受験勉強身を結ぶように、心から願っています!
一緒に頑張りましょう!!

それではまたどこかで会いましょう