こんにちは!
私は現在、地方国公立の大学に通っている大学生です。
大学に通いながら再受験に奮闘しています。
前半 現役生に伝えたいこと
後半 不合格体験記
の二本立てで書かせていただきました。
現役生はぜひ前半だけでも読んでみてください!
後半は私が現役時代第一志望にしていた早稲田大学教育学部地球科学科(教育学部の理系学科のひとつ)
に不合格した経緯をここに残そうと思います。
後半の文章は、あくまで個人の日記のようなものだと思って読んでください。
参考にしたり反面教師にしたりするのもいいですが、たくさんの人の体験記やアドバイスから、総合評価して行動しましょう。
前半
まず、結論から。
私が後悔していることやアドバイスしたい事は
次の3つです!
① 志望校はゴールデンウィークまでに決めておけ!
② 苦手教科は早めに決めろ!そしてその最低点を高めに設定しろ!
③ 間違えた問題には言い訳を考えろ!
上の3つを上から紹介します。
その1
まず①からですが、
ゴールデンウィークまでに志望校を決めたら、GW中に古い過去問を買いに行きましょう。
ここで注意することは、書店ではなく古本屋やBOOKOFFなどで、4〜6年前の過去問を買うことです。
できればたくさん買ってください、欲しくなったときには売り切れてます。
あと安いです。
理由は
夏休みになると、古い赤本を求める受験生が増え始めるので早めに手に入れておくことが望ましいからです。
加えて、早めに過去問を見て、傾向を知っておくことは大事なことです。
この時に手に入れた過去問を少しやってみましょう。
すると、なんとなく傾向が掴めると思いますし、他の受験生よりも細かい学習計画が立てられるでしょう。
(習ってないところがあっても、なんの単元が出題されてたのかくらいは把握しておくと良いですよ。)
夏休み前になると、各大学の過去問(赤本など)の最新版が売られ始めます。
これを秋や冬あたりから解き始めることを考えると、やはりゴールデンウィークから古い過去問を触れておくことは大きなアドバンテージとなります。
その2
次に②ですが
いわゆる苦手教科を早めに決めて、自分が合格するときの点数配分を決めてしまいましょう。夏休み前に決めることが望ましいです。
そして苦手教科の目標点は、過去問に載っている合格者最低点よりも高めに設定しましょう。これも夏休み前に決めておきましょう。
苦手教科の強化が合格の鍵だと思います。
苦手教科の目標点を高めに設定することで勉強時間を増やし、あわよくば苦手意識をなくしてしまおう、という魂胆です。
私はこの②を1番失敗しました。私の失敗例を参考に話していきます。
数学が極端にできなかった私は、合格最低点を見て目標点数を設定したものの、苦手教科だからという理由で目標点数を低めに設定しました。
今考えれば理系で数学苦手なやつは尚更数学をやらなければいけないのですが、私は最低限しかもあまり身につかない勉強法で一対一の演習を周回していたので、成績もたいして伸びず、モチベーションは下がり続けるという負のスパイラルに陥りました。
この連鎖から解放された頃にはもう直前期の一月ごろで、模試がないので結果が出ているのか不安のまま受験日当日を迎えました。
ただ、この負の連鎖から脱出できたのは、本番の目標点を上げたからなので皆さんにはもっと早く高い目標点を設定して欲しいと思っています。
その3
最後に③ですが
間違えた問題にがっかりするのはやめましょう。常になぜ間違えたのか、何が抜けてたのかを言い訳しましょう。 すると心が軽くなります!
ここで注意すべきことは言い訳で終わらないことです。
言い訳をする時、その言い訳を今使っているノートに書いてください!
私はこの言い訳勉強法で、共テ演習の物理の点数が平均60→80まで上がりました。
やり方ですが
1 まず問題を時間内に解いて、確信の持てない問題には印をつけておいて下さい。
2 解き終わったら普通に丸つけして点数を書いてください。
3 印のついた問題+間違えた問題の要点をしっかり読んでください。
4 その要点のうち、2回目なら絶対解けるという問題に、今回解けなかった言い訳を書いてください。
5 言い訳を書いた問題の点数を加点した点数を書いてください。
→この二つを見比べて、差が少なければ使っている参考書のレベルを上げるべき(知識を増やす必要がある)ですし、差が大きければ今やっている参考書のやり込み度が低いということです。
6 あとは、ノートの言い訳だけを復習することです。
(プラスα)何これ?っていう問題にはたくさん時間を掛けてあげましょう。
この勉強法の本質は、回答を見て理解できる程度の問題の復習時間を節約するためのものなので、回答と睨めっこする必要のある問題には言い訳をせず、解けない自分を受け入れて理解につとめてください。
前半は以上です。
ここまで記事を読んで、時間の無駄だったなと思った人は今のところ理想の勉強法をしている人たちだと思います。私の周りの人で、受験を成功させた人は上の3つを本質的に理解していました。
少なくとも現役時代の私は上の3つをしっかり理解していたかと聞かれると、できなかったと思います。
全ての人に当てはまるとは思いませんが、これらを参考に今の勉強法をオリジナルに改善できる人もたくさんいると思います。
私の記事が、そうした人たちの勉強法を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
後半
続いて、私が失敗した現役時代の大学受験についてここに記そうと思います。
暇な人だけ見てください。
受験生になる前
現役時代は65くらいの偏差値の高校に通っていました。勉強はそれなりにしていて真ん中くらいの成績でした。
なんとなく理系を選んでしまったので、やりたい事も明確ではないし、なんとなく勉強していました。
得意な教科は英語で、英語だけ駿台か全統かのどちらか(どちらかは記憶が曖昧ですが)で偏差値78をとり、その後も平均68-75くらいの間で収まっていました。5教科の偏差値はずっと58くらいでした。
中学の時、私の好きな先生が早稲田大学出身だったので、志望校に受かったら目指してみようと思っていました。
しかし、高1の秋の面談で両親の了解を得られず、私立大学は断念していました。
↓
高3の夏休み前
、私はもう一度両親にお願いをしてようやく早稲田大学を受けることにしました。
私は地球科学について広く勉強したいと思っていたので、教育学部地球科学科を受けると決意しました。これが決まったのは高三の夏でした。それまでは身の丈にあっていない東北大学を目指していて、判定はいつも1番下でした。
しかし、志望校が決まり目的が明確になると勉強時間は増えました。
ですが夏休みは1日8時間程度で、8時間切ることはありませんでしたが10時間いかない日の方が多かったことは確かです。今考えると甘かったと思います。
夏休み
苦手意識のあった物理は次第に好きになっていって、物理は偏差値45→58と夏休みを経て上がっていきました。この時に使っていた参考書は物理入門問題精講と物理基礎問題精講でした。
また化学も偏差値50→60まで上がりました。この時に使っていた参考書はDo seriesのみでした。
ここで1番問題なのが数学が全く伸びなかったことです。
(先に述べておきますが、私は数学は全く成績が伸びていないので反面教師としてみてください)
数学では青チャートを使っていました。七月末までには数3をなんとか終わらせていたのでそのまま青チャートで演習を重ねていました。ですが、回数を重ねるだけで全然身になっておらず、当時はそのことにあまり気づきませんでした。なので8月に入ると一対一対応を始めてしまい、分かったつもり状態は悪化する一方でした。
冠模試に向けて
10月に代ゼミの早大入試プレがあるのでそれに向けて8月から数学に力を入れ始めました。
基本的には、一対一の演習のみをやっていましたが、時々6年前くらいの過去問をやって傾向を掴もうと奮闘していました。
数学は小問に置換積分の面倒くさいorフィボナッチ数列を使ったMODの問題が出ると予想。大問4は積分、もっと言うと線の長さとかが出るだろうと予想。大問2、3は当時はベクトルや漸化式、図形問題と何が出るのか見当もつかず、対策しませんでした。
(結果、小問の置換積分、大問4は的中!試験中は嬉しかったですが、丸つけで間違いが多数見つかりガン萎えしました笑)
物理は入門問題精講、基礎問題精講をひたすら繰り返していました。時々名門の森をやって、得た知識を基礎問題精講に書き写して情報の一元化をしました。
(この時の工夫は、仮面浪人をしている今の日本史の勉強に役立っています。)
ただ、この時も復習の仕方が良くなかったので、あまり身につかない勉強をしている時が多かったと思います。
結局、冠模試で出た問題(過去問も同様)は基礎問題精講の類題もしくは発展だったので、間違えた問題があっても基礎問題精講の復習で済んだので、参考書の選択は良かったのかなと思っています。
英語は、やっておきたい英長文500と700、早稲田の英語、早稲田の他学部の英語を問いただけでした。あと暇な時間に鉄壁を読んだだけで大した対策はしていません。
1対1対応の演習/数学3 微積分編 (大学への数学 1対1シリーズ)
物理[物理基礎・物理]入門問題精講 新装改訂版
物理[物理基礎・物理]基礎問題精講 四訂版
やっておきたい英語長文500 (河合塾シリーズ)
やっておきたい英語長文700 (河合塾シリーズ)
早稲田の英語[第10版] (難関校過去問シリーズ)
冠模試のあと
結果からいうとE判定でしたが、自分がやるべきことが明らかになり、受験の転機となりました。
この時、数学が不得意かつ伸びていないことだけは理解していたので、単元を微積•漸化式•極限に絞って臨みました。結果、微積だけ解き切ったのですが計算ミスが発覚し大幅減点をくらいましたが、解く方針はあっていたので大きな一歩だと思い、その小さな成功を噛み締めていました。
物理はまだ基礎に抜けがありましたが自分ができないことが明白になったので、問題無しと割り切ってました。
英語は7割ちょっとほどで得意科目にしては取れなかった、とかなり落ち込みましたがこれを機に知ってる単語数を増やそうとキクタン12,000をはじめました。(半分くらいで挫折)
模試が終わって12月に入るまでは、模試で出た単元を参考書に戻って復讐しました。
この時に使っていた参考書は
数学は一対一、英語は早稲田と東大、物理は基礎問題精講と共テ赤本でした。
共通テスト過去問研究 物理/物理基礎 (2024年版共通テスト赤本シリーズ)
共通テスト前
12月に入ると共テ対策が始まり早稲田対策がなかなかできませんでしたが、早稲田の英語だけは毎日1.2個やるようにしていました。
また、年越し前後には東大の英語を本格的に始めました。理由はモチベーションが上がるからで、何か戦略がある訳ではありませんでした。強いて言うなら語彙力増強と長文慣れくらいでしょうか。
また数学では、月刊の大数の確率回とベクトル回と極限回をやり始めました。ずっと共テ対策ばかりやっていては数学で開いた差が埋まらないという焦りから始めました。
この中でも月刊の大数の極限回は理解が一層深まり、得意な単元にしてくれたのでやって良かったと思います。
私の場合、地元の国公立(地方)を滑り止めにしたいと考えていたので、共通テストで滑ってしまうと早稲田を受けないという制約があり、とても焦ってました。
なので地理や国語、リスニングの対策で時間を取られました。
結果は合計6.5割程度で、早稲田を受ける人間とは思えないような点数でしたが、滑り止めにしていた大学の合格者平均点はかなり上回っていたので心配はしていませんでした。
早稲田の英語[第9版] (難関校過去問シリーズ)
東大の英語25カ年[第11版] (難関校過去問シリーズ)
大学への数学 2023年6月号 (2023-06-11) [雑誌]
直前期
ここでカミングアウトをすると、
私は共通テストが終わるまで化学受験しようと思っていましたが、共通テストが終わったタイミングで物理に変更しました。
理由は単純です。共通テスト対策をしていくうちに物理の方ができるようになってしまったからです。
(結局物理を選んだのでここまで化学についてはノータッチにしておきました)
(冠模試で物理を受けたのは化学平衡と無機化学が苦手で自信がなく、化学は後から解けばいいやと甘い考えをしていたからです)
よって、物理の対策をこれまで以上にしなくてはいけなくなったので過去問を12年前から4年前まで引っ張ってきて解きまくりました。これと並行して、名門の森にも迷いまくって知識を増やしました。
ここでも物理の勉強の主軸は基礎問題精講でした。そして、この参考書の威力は直前期にも発揮し、過去問で6割-8割くらい取れるようになりました。
英語の勉強の主軸は、早稲田の英語と過去問のみでした。
12月にはもう時間内に解き終わるようになっていて、点数も8割、調子がいいと9割の時もあって、完全に油断していました。
当時の私は、英語なんかよりも数・物と考えていたので良くなかったなと思います。
数学は頻出単元を絞って他の単元は捨てて勉強しました。
このままではいけないと目標点を上げたので、もう必死でした。
確率=ベクトル<漸化式<微分<極限<積分
この優先順位で勉強していきました。
参考書は一対一の演習・過去問・月間の代数を使っていました。
具体的には過去問で出てきたのが多いものを重点的にやりました。
例えば、区分求積法や線の長さ、図形の思考・証明問題やフィボナッチ数列などがよく出たので、ここら辺の類題や似た考えの問題を解きまくりました。
8年分の過去問とその類題や本番でそうな問題とその解答・回答を一冊のノートにまとめていました。このノートは毎日、数学の過去問題を解き始める前にざっと読んで、類題には絶対対応できるようにしていました。
過去問を解いていてこのまとめノートの効果はまあまあありました。やはり類題が出題されることは多々あって、そんな時は2完できたりする時もあって、こういった成功体験が重なり、1月2月を通して数学が少し好きになりました。
今思うともっと早くからまとめノートを作っておけばよかったなと思っています。二ヶ月ちょっとの経験値ではやはり限界があると、思います。
早稲田大学(教育学部〈理科系〉) (2023年版大学入試シリーズ)
試験当日
会場には自宅から日帰りで行きました。
試験前日に駅で切符を買った時には、「明日の試験次第で私は早稲田生になってしまうの!?この切符は取とっておかなきゃ!」って考えてワクワクしてました。
朝早くに起きて乗った新幹線の中では、心を落ち着かせるために2020年の英語の過去問、10回も20回も繰り返し読んでいました。
高田馬場駅を出た時にはもう緊張はしていませんでした。この時のマインドは人事を尽くして天命を待っているところでした。
試験会場に着いた時にはもう受かった時のことしか考えないようにしていました。
英語 試験開始から5分後、腕時計を家に忘れたことに気づきました。試験会場に掛時計がなくて焦った私は、試験官が腕時計を見るたびにドキドキしながらテストに臨んでいました。もう時間のことしか頭になく問題をじっくり考える時間などありませんでした。なんとか時間内に終わらせた!と思って見直しをしていましたが、全然終わる気配がなく、結構待ちました。
また、2022年(受験する前の年)の問題を解いていなくて、前の年に傾向が変わったことを知りませんでした。とても焦りましたがなんとかやり切りました。当時は真面目にやっていたつもりでしたが、本当に受験を舐めていたと今は思っています。
体感7割できた感覚でした。
物理 英語が終わりお昼を挟んで始まった物理。少し問題形式が変わったような気がします。大問1は難しくなかったのですが、それ以外に知識問題や宇宙に関連した問題が多かったと思います。電磁気は冷静に解けば行けた気がします。
体感6〜7割できた感覚でした。
数学 全滅。どの問題もわからない、絶望的でした。どの問題も無理やりな解答を書きましたが、あっているはずもないと何か悟っていました。
体感0〜1割できた感覚でした。
テストが終わって、浅草寺でお参りをしました。
早稲田理系は滑り止めで受ける人が多いと思っていたので
「今日受験した皆んなが第一志望に合格しますように!」とお祈りしてきました。
数日後、自己採点をしたら
英語6割
物理6割
数学1割弱 でした。
国公立大学受験日まで
端的にいうと、結構病みました。とてもじゃないけど勉強をする気にはなれず
家にいても寝てるかセルフ反省会が始まってしまうので毎日学校に行っていました。
学校では地方国公立向けの授業を希望者のためにやっていたのでそれを受けて、その後は学校で寝るか図書室で本を読んでいました。
この頃から滑り止めに受かる前提で、仮面浪人生になってからの勉強計画を立てていました。日本史、英語選択に決めてからは、授業でのみ国公立対策をし、図書室では日本史の教科書を読んでいました。
家に帰ると、ムンディー先生の日本史の授業を見て勉強していました。
Historia Mundi
mundisensei.com
(このおかげで今は基礎固めに専念でき、着々と勉強が進んでいます。)
国公立当日は何も考えない空っぽの状態でした。試験中もあまり集中できず、早めにおわして頬杖ついて虚無モードになっていました。
(もしかすると、その場の受験生は気になって迷惑だったかもしれませんが、当時の自分はどうしていいか分かりませんでした。すみません。)
以上で不合格体験記を終わりにしようと思います。
今の自分と今後の展望
志望校に落ち、今は地方国公立の大学に通っています。とてもいい大学で、学ぶこともたくさんあり充実していると思います。
しかし早稲田大学や慶應大学への憧れがあり、まだ諦めきれていないのが正直な気持ちです。この気持ちがあるうちは再受験してみようと今は考えています。
これからは受験勉強をしつつ
再受験で気づいたこと・大学生活で感じたこと・高校入試・専門書などのレビューなどをしていこうと思っています。
今回の記事を読んで、参考になることがあれば幸いです!
はてなブログ↓
Gloriouse暇人大学生が運用しています。
最後に
皆さんの受験生活が素敵なものになるように、
皆さんの受験生活が身を結ぶように心から願っています!
一緒に頑張りましょう!!
それではまたどこかで会いましょう。